Googleの連絡先アプリにはデータ(電話帳やメールアドレスなど)を取り込んだり、取り出したりできるインポート/エクスポート機能が備わっています。
データを入力(取り込む)すれば新しいスマホで連絡先アプリが今まで通り使えますし、
データを出力(取り出す)すれば他の電話帳アプリで使うことができます。また、複製データを保存しておけばバックアップを取っておくことにもなります。
連絡先には同期の機能も備わっているのでバックアップを取る機会が少なくなっているかもしれませんが、誤って削除してしまうと同じアカウントの内容も更新されて削除されてしまいます。
電話帳は皆さんにとって大事なデータでしょうから定期的に連絡先のバックアップを取ることをおすすめします。
スマートフォンアプリ版の連絡先では一部、機能が制限されています(アドレスを個別に選べない)が、操作方法を覚えておいて損はないと思います。※PC版からなら可能
今回はGoogle「連絡先」アプリのインポート/エクスポートの方法を説明していきます。
スポンサーリンク【インポート/エクスポート手順】
インポート/エクスポート共に途中までは同じ手順で進みます。
画面はXperia XZ1 です。機種の違いにより表示や手順が異なる場合があります。予めご了承お願い致します。
1.連絡先の「メニュー」をタップします。
2.メニューの下のほうにある「設定」をタップします。
3.データを入力したい場合は「インポート」を、
データを出力したい場合は「エクスポート」をタップします。
※ご注意:わかりやすく説明するためにエクスポートの方法を先に説明していきます。
【エクスポートの仕方】
1.「エクスポート」をタップしたら「SDカードや内部ストレージへ(.vcf形式)」を選択します。
2.「contacts.vcf」というファイルが出来るので保存先のフォルダを決めて「保存」をタップするとエクスポートが開始されます。
※初期状態ではダウンロードフォルダになっているのでそのまま保存して構いません。必要ならばあとからでも移動できます。
※スマートフォン版の連絡先アプリではすべての連絡先データをまとめて出力します。個別に選ぶことはできません。2018/12/1時点
【インポートの仕方】
1.予め対応しているファイル形式(.vcf)の電話帳データをストレージに保存しておきます。もしくはSIMカードにバックアップを用意しておきます。
2.「インポート」をタップしたら、連絡先のインポート元の画面で「SDカードや内部ストレージ(.vcf形式)」「SIMカードからインポート」と表示されます。ファイルを保存してあるほうを選択します。
3.保存先を選択の画面では「Google(Google連絡先)」か「本体(ここではdocomo)」を選びます。
※どちらを選べばよいかわからない場合はインポートしたデータが今まで使われていたサービスを選ぶと分かりやすいかと思います。
※すでに同期を行っている場合、データが重複して二つずつ出来てしまうことがあります。
4.「Google」を選んだ場合、連絡先データのファイル(.vcf形式)をタップするとインポートが開始されます。「SIMカードからインポート」を選んだ場合、連絡先を選択後に「インポート」をタップするとインポートが開始されます。
【注意点とまとめ】
Googleの連絡先アプリのわかりにくい点は「Google連絡先」と「キャリアの電話帳」の両方のデータをすべて表示してしまうところです。
普段、使うだけなら問題ないのですがインポート/エクスポートをする場合、このふたつのデータは別々に保存されていると認識できていないと混乱してしまいます。
また、Android スマートフォンの連絡先アプリでは個別、またはアカウント別の連絡先をインポート/エクスポートできないため、データをまとめて出力してしまうので主に初期状態では「Google連絡先」と「キャリアの電話帳」が一緒にエクスポートされます。※元々Google連絡先を使っていない場合は問題ないです
さらに同期をONにしている場合は、インポートした際に二重に書き込んでしまう場合もあります(ややこしいことにアプリでは二重に見えないがPC(クラウド上)では二重に書き込まれる)。
そのため、Google連絡先アプリはPC(Google連絡先)のブラウザでインポート/エクスポート操作を行うのがおすすめです。
スマートフォンの連絡先アプリでも出来ますが、上記の点を理解して注意しながら行うとよいでしょう。
ちなみにPCでなら、Outlook、Hotmail、iCloud、Yahooメール等からもインポートできるファイル形式で連絡先データを取り込むことが出来ます。
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