スマホの電源ボタン5回連打で緊急発信しちゃう!正しい設定を解説

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電源ボタン5回でスマホが緊急発信!? 用語など

Android スマホの電源ボタン長押しメニューに「緊急発信」があるのは皆さんご存じかと思いますが、実は 一部の Android バージョンのスマホでは、

電源ボタンをすばやく5回以上押すことで110番などに緊急発信する機能があります。

これは Android の「緊急SOS」機能で、ロック画面状態でもこの操作は可能です。

この機能は、特定の操作ですぐに緊急通報の番号に電話がかかる仕組みになっているので利用の際は注意が必要です。

けっこう知らない方が多いのではないかと思い、「緊急発信」の解説「緊急SOSを間違えて発信していまった」ときの対処方法を書いてみました。正しい設定方法と使い方を覚えておきましょう。

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【緊急 SOS の使用 設定方法(電源ボタン5回以上押して110番など)】

【ご注意】110番など緊急発信に関する重要な設定となっています。設定、使用の際は、必ず記事の注意事項までお読みください。

【ご注意】緊急発信を利用するためにはスマホが発着信できる状態である必要があります。機内モードなど発着信が制限された状態では機能しないため注意してください。

※この記事では Xperia 1 III SO-51B で説明しています。他の機種では内容や操作、動作が異なる可能性があるため必ず、お使いの機種の設定画面の内容を確認してください。

1.「設定」アプリから「緊急情報と緊急通報」をタップします。

設定アプリ

2.「緊急 SOS」をタップします。

緊急 SOS

3.「緊急 SOS の使用」の右のボタンをタップして「ON」状態にします。

これで「緊急 SOS の使用」の設定が完了したので「電源ボタンをすばやく5回以上押す」ことで緊急発信ができます。なお、発信までに「5秒間のカウントダウン」があるのでその間でしたらキャンセルが可能です。

緊急 SOS の使用

おそらく、Android 12またはAndroid 12に更新したスマホでは初期状態で「ON」に、発信先は「110番」になっているかと思います。

誤操作防止のためにこの機能を止めておきたい方は「OFF」にしてください。もちろん、OFFにした場合は電源ボタン5回押しで緊急発信はできないため注意をしてください。

◆カウントダウンアラームについて

緊急発信の操作をすると発信までの「5秒間のカウントダウン中」にスマホから大きなアラーム音が鳴ります。

カウントダウンアラームを「ON」にすることで緊急発信のカウントダウン中に音が鳴ります。

緊急 SOS カウントダウンアラーム

「自分が緊急発信をしなければならない状況にある」ということを周囲に知らせるという意味では役立ちますが、「周囲に気付かれず緊急発信をしたい」場合には不都合な機能です。

カウントダウンアラームの設定は、ご自分の利用状況を考えての設定がおすすめです。

◆緊急通報(緊急通報用の電話番号)について

おそらく初期状態では「警察(110番)」になっているかと思います。

「緊急通報」をタップして「緊急通報用の電話番号」を変更することが可能です。通常は110番が適切かと思いますが、必要に応じて番号を変更することが可能です。

緊急 SOS 緊急通報の番号設定

自分にとって、いざというとき最も頼れる連絡先番号を入力しておくのもよい使い方かと思います。

緊急通報用の電話番号

110番や119番などの緊急通報の番号ではない場合、発信の際にデバイスのロック解除が必要になる場合があります。

しかし、筆者が試しに自宅の固定電話に設定してかけたところ、特に画面ロック解除の必要はなく発信しました。連絡先アプリに登録してる番号だったからかはわかりませんが、もしかしたら機種やキャリアによって異なるのかもしれません。

【緊急 SOS 使い方】

1.電源ボタンをすばやく5回以上押します。

2.5秒間のカウントダウンが始まります。

3.カウントダウンが終わると自動で指定してある電話番号に緊急発信します。

ワンポイント

「ボタンをすばやく押す」は機種によりそのスピードや間隔が異なるようです。Xperia 1 III SO-51Bではかなりすばやくボタンを押さないと発信しませんでした。逆にそれほど早く押さなくても発信する機種もあるようです。詳しくはお使いの機種の取扱説明書をご確認ください。

【緊急 SOS の使用 の注意事項など】

ちょっと面倒かもしれませんが、大事なことなので読んでおいてください。

※この記事では Xperia 1 III SO-51B で説明しています。スマホ機種により、発信に「必要な操作」「設定内容」「発信動作」などが異なる場合があります。利用設定をONにする際には必ず、設定内容を確認してください。

◆設定可能なのは Android 12

電源ボタン連続5回以上押しで緊急発信できるのは Android 12(またはAndroid 12 以降?)のスマートフォンになります。

◆間違って5回押しちゃった!?キャンセルしたい時は

電源ボタンを5回以上押すと発信までに「5秒間のカウントダウン」が始まり、カウントダウン終了後に後発信するようになっています。キャンセルしたい場合はカウントダウン中に「×」アイコンを右へスワイプすることで発信を取り消すことができます。

しかし、この操作は取扱説明書(Xperia 1 III SO-51B の場合)に明記されていなかったため機種により異なる可能性があるのでご注意ください

操作や動作確認をしたい場合は上記「緊急通報(発信番号)について」で発信番号を迷惑のかからない番号(自宅とか)に変更してから試してみるとよいでしょう。110番などの緊急通報で試すことは絶対に行わないでください。

◆バッテリーセーバー等はOFFにしておく

バッテリーの減りを抑えるためのスマホ独自の機能(バッテリーセーバーなど)をONにしてあると、緊急発信の機能がうまく働かないおそれがあります。

緊急発信を優先したい場合はバッテリーセーバー等はOFFにしておきましょう。

◆発信前には位置情報を求める画面が出る場合も

110番などの緊急通報の場合、発信前に位置情報取得の確認画面が現れる場合があります。

機種によりどのような表示、操作になるかわかりませんが、筆者が過去にXperia 1 III SO-51Bで警察に連絡したことがあったのですが、その際に「位置情報を通知する確認画面が表示」されました。

すべてのAndroid スマートフォンで確認画面が表示されるかどうかは分かりませんが、もしかしたら位置情報取得の確認画面が出るかもしれないということを覚えておいてください。

◆Google Pixel の場合

Google Pixel では緊急情報サービスというアプリで設定しますが「位置情報と重要な情報を緊急連絡先と共有」や「動画を撮影、バックアップ、共有」など、緊急発信がかなり多機能になっています。

それぞれの機能に注意事項が設けられているため、利用する際は必ず設定内容などを確認するようにしてください。

【電源ボタン5回で緊急発信 まとめ】

電源ボタンを押す際に「すばやく5回以上押す」とされていますが、ネット上では「すばやく連打しなくても発信してしまう」という意見も見られます。誤発信をしてしまうので困るといったところでしょう。

なので、キャンセルの方法を知っておくと、誤発信しそうになったときに止めることができます。

発信先が110番だと実際に確認できない部分もありますが、Android 12 からこういった機能が追加されたということを覚えていただければ幸いです。

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この記事を書いた人
shima

当メディアにお越しくださりありがとうございます。管理人の shima(しま)です。
スマホの使い方記事を10年以上書き続けています(※このサイトは2016年から)。筆者自身、苦労してスマホを覚えているため解説する際にちょっとしたコツなども教えることができるかと思います。
難しいスマホ用語も「納得できた!」とスッキリ解決していただけるよう、わかりやすく説明をしていけたらと考えております。

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コメント

  1. てっちゃん より:

    2023.8.22
    携帯電話をバックに入れ自転車を走らせて私用の用を済ますため色々と周りました。用も一段落したので、携帯をバックから取り出し確認したところ…着信ありの項目から緊急通報とどこかの警察署の番号からの折り返しが多数ありました。身に覚えのない履歴に戸惑っていました。意味が分からなかったので、緊急通報とググッてみたら、電源ボタン5回タップとあったので…自転車の揺れで勝手に発信したのか…って思いました。
    知らなかったとはいえ、コチラのミスなので確り対応していこうと電話(どこかの警察署)してみます。

    • shima Shima より:

      >てっちゃん 様
      コメントありがとうございます。
      実際に電源ボタン5回の緊急発信をされたかどうかはわかりませんので、まず確認を行うのがよいかと思います。
      もし、この機能のせいだったとしてもスマホ機種によってはけっこう簡単に発信してしまうこともあるようなので、事情を話せば警察でもわかってもらえるのではないかと思いますが。おおごとにならないとよいですね。

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