以前、書いたFMトランスミッターの記事情報が古くなったため、新しく購入した機器で Bluetooth対応 車載型FMトランスミッターの接続方法と周波数の合わせ方を説明していきます。
例えば、年式の古い車だとカーオーディオも古く、SDカードやUSBメモリも使えず、AUX端子もない場合もありますよね?また、車検などで何日間か古い代車を乗ることになったなんて場合もあるかもしれません。
そんなときに FMトランスミッターがクルマで音楽を聴く際に役立ってくれるでしょう。
今回の解説記事で使用するのは「2022年(革新版) FMトランスミッター HUNDRUP BT93」というもので、Amazonで購入しました。HUNDRUPというのはブランド名らしく、商品モデル番号が「BT93」という機種になります。
Bluetooth FMトランスミッターの周波数の合わせ方はどの機器でもだいたい同じ手順でしょうから、この記事の接続方法を参考にして調整できると思いますよ。
スポンサーリンク【Bluetooth対応のFMトランスミッターとは?】
FMトランスミッターとはFM放送周波数帯の電波を送信するオーディオ用機器のことです。
たとえば、スマホに入れてある音楽ファイルをFM電波に乗せてカーラジオで受信するといったことができる機器です。イメージ的には・・・
1.「スマホ」で音楽を再生
2.「スマホ」からBluetoothで「FMトランスミッター」へ音楽を送信
3.「FMトランスミッター」からFM電波で「車のFMラジオ」へ音楽を送信
4.「車のFMラジオ」で音楽を受信して「車のスピーカー」から音楽が流れる といった感じです。
音質が良いとはいえませんがお手持ちのスマホの中にある音楽を手っ取り早くカーオーディオで聴きたいという時には便利なアイテムだと思います。
FMトランスミッターは車のシガー・ソケットに差し込んで電源を得るタイプが主流で、通販ショップや家電量販店、カー用品店などで販売されています。
【FMトランスミッター 設定方法と周波数の合わせ方】
今回は、Android スマートフォン内の音楽をカーオーディオで再生する手順を解説していきますね。
1.FMトランスミッターを車のシガーソケットに差し込みます。
2.スマホとFMトランスミッターのペアリング準備をする。
ペアリングとは通信機器同士をBluetoothで繋げること。例として Xperia 1 III の場合を説明します。※スマホ機種により手順などが異なる場合があります。
スマホの「設定」から「機器接続」→「機器の設定」→「Bluetooth」→Bluetoothの使用を「ON」にして「新しい機器とペア設定する」へ進みます。※Android 12 での設定画面です。
3.スマホとFMトランスミッターをペアリングする。
「新しい機器とペア設定する」の画面で「使用可能なデバイス」のところに「BT93(FMトランスミッターの型番など)」が表示されるのでタップします。
「ペア設定する」をタップします(連絡先や通話履歴へのアクセスを許可するにはチェック入れなくてもよい)。パスキーを求められる場合は「0000」を入力してください。
メディアデバイスで「BT93」が「有効」になればペアリング完了です。
スマホのクイック設定パネルを開いてみましょう。Bluetoothのパネルが「BT93」と表示されていればペアリング状態です。ここをタップしてON/OFFの切り替えが可能です。
4.次は「車のFMラジオ」を付けて、76~108MHzの中から何も受信していない(音がない)周波数を見つけてください。
5.FMトランスミッターの「CH+」「CH-」ボタンで、先ほど車のFMラジオで選んだ周波数に合わせます。この機器では画面に周波数が表示されるので分かりやすいと思います。
6.スマホで音楽を再生して、車のスピーカーからその音楽が流れれば全ての接続は完了です!お疲れ様でした!
ワンポイント!:カーオーディオにAUX端子がある場合、このFMトランスミッターにはAUXケーブルが同梱されているので「カーオーディオとFMトランスミッターを接続」できます。ラジオの周波数を合わせることなくスマホとのBluetooth接続のみで音楽を再生ことができます。
【FMトランスミッター 周波数の合わせ方のコツ】
◆周波数を合わせる前に、音量小さめでスマホの音楽を流しておくと受信しているかどうか判断しやすいです。
◆繋がる周波数が見付かったら、スマホ側の音量とカーオーディオの音量をそれぞれ少しずつ上げてみましょう。ノイズが入ったり音が割れるようなら他の周波数を探してみましょう。
◆何も受信していない周波数をいくつか探して試してみるのがおすすめです。手間はかかりますが音量を大きくしてもクリアな音質の周波数を選んでいきましょう。
【周波数を合わせても音が悪いときは?】
◆スマホの状態 = イヤフォンが接続されていないか?機内モードになっていないか?等
◆スマホの「Bluetoothでのメディア音量を最大」にする = カーオーディオの音量を上げるとどうしてもノイズが入りやすくなってしまいます。なのでBluetoothに接続状態のスマホのメディア音量を最大にしてからカーオーディオの音量を調節してみるとよいでしょう。
◆FMトランスミッターの角度 = 角度が変えられるタイプなら、車のアンテナの位置に電波が届くよう角度を変えてみると音がよくなる場合があります。車種によっては難しいかもしれませんが試してみる価値はあります。
◆混線の可能性も考える = FMラジオ放送がある地域では混線してうまく受信できない場合があります。「FMトランスミッター 周波数 地域名」などでネット検索して情報を得て、そのFM放送局の周波数帯を避けた周波数に設定すれば混線を回避できるかもしれません。
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Android スマートフォン対応のFMトランスミッターも今ではかなり種類が増えてきましたね。より高額なものや重低音が出る(?)らしい製品も見かけます。
ただそれとは別に、筆者の経験ではありますが、FMトランスミッター機器、車、スマホ、お住いの地域の環境などの「相性の良さ」が「音質の良さ」に少なからず関係しているのではないかとも感じます。
なので「買ってみたけど音が悪くて全然ダメだった!」と諦めずに、いくつか試してみるのもよいかと。
実際に繋げてみないと製品の善し悪しはわかりませんが、やはりレビュー評価が高いものがひとつの判断材料になるのかと思われます。
楽天市場:「Bluetooth FMトランスミッター」で検索してみる
Amazon:「Bluetooth FMトランスミッター」で検索してみる
【まとめとレビュー】
今回、使い方の説明に使用したのは「FMトランスミッター HUNDRUP BT93」という機器です。
箱に「Music Tuner」って書いてあるからこれが商品名なのかも。
筆者もまだあまり使いこなせていませんが、とりあえず繋げてスマホの音楽を車で流すことはできました。接続はとても簡単でわかりやすかったです。
見た目はけっこうカッコよく、小さいから持ち運び時もかさばりません。見た目におもちゃ感があるのは否めませんが、それでもボタンの押し心地はよく、お手頃価格なのにしっかりした製品だと感じます。
スマホの音楽プレーヤーアプリでプレイリストを作っておけば自分好みの選曲で再生できるのがFMトランスミッターの利点。
音質の感想ですが、ん~~~、ちょっと音が小さいかな?一応、「高音」「低音」を上げ下げする調整機能があって、確かに低音とか効くようにはなりますがこれは「おまけの機能」と言った印象です。
ぶっちゃけ・・・・8年前に使っていた旧式のFMトランスミッターのほうが音はよかったです。
ただ、Amazonのレビューを見る限り、高評価が多いようなので、私の使用環境ではあまりよくなかったのかもしれませんし、まだ違う周波数を試せていないのでこれから調整をしていき、音質改善が見られたら追記したいと思います。
最近はFMトランスミッターを使う機会が減っていましたが「スマホ内の音楽をすぐ車で聴きたい!」ときには便利ですよね。今回買ったFMトランスミッターはデザインが好みなので周波数の調整してみて今後も使っていきたいと思います。
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