【「草」「厨房」「小並感」ってどういう意味?】
皆さんはネットスラングをご存じですか?
ネット掲示板やSNSでよく見かけますよね。ネット掲示板を見ない人でも、普通にネットで調べ物をしているだけで「意味がよくわからない言葉を見かける」なんてこともあるでしょう。
普段、使わないし、聞かない言葉なので意味もわからずちょっと戸惑ってしまいますよね。
今回はネットスラングとは何なのかの説明と、ネットスラングがどういうものか例をいくつか挙げて意味の解説をしていきたいと思います。
【ネットスラングとは】
インターネットスラングの略で「ネット上で使われる俗語」「ネット用語」という意味で、文字通り、主にインターネット利用者が使う言語表現です。
ネット上での俗語と言われるだけあって、あまり品の良い言葉ではないものも多く、日常的に使う言葉としては不適切と思われるものもあります。
人によっては「ネットスラングは嫌い!」「ネットスラングは使わない」という方もいらっしゃいます。
一方、ネットスラングとして発信された言葉が人気が出て、一般的な流行語になることもあります。
パッと見、なかなか理解するのが難しいものもあり、筆者も新しいネットスラングが出てくると「ん?どういうこと?」と悩まされてしまうことがあります。
若い人が作ることが多いのでしょうけど、中にはよくこんなうまいこと考えるなあ~と本気で感心したりすることも。流行るものはやはり皆に面白いと思われるから目立つのでしょうね。
スポンサーリンク【よく見かけるネットスラング集】
メジャーと思われるものや最近よく見かけるもの、意味が気になるネットスラングをご紹介します。
※注意:ネットスラングは馬鹿にしたような表現が多く、悪い印象で受け止めてしまう方もいらっしゃいます。使用を控えたほうがよい場面もあるので注意しましょう。
・草
「笑」「笑える」といった意味の言葉です。
元となる言葉は(笑)を表す「w」から来ています。「w」をたくさん並べる使い方をすると「wwwwww」となり、まるで草が生えているように見えるところから「草」というネットスラングが生まれたとされています。
使い方の例としては「うちの犬、女性を見ると後付いてくから草」ように言葉の後ろにつけたり、「さっきのタレントのモノマネ草生える」と草を生やしちゃってもOKです。
しかし嘲笑の意味合いが強くなってしまう使い方もあるので注意が必要な言葉です。
ちなみに「草」がさらに笑える状態になると「大草原」になるそうです。
・厨房
「ちゅうぼう」と読み、中学生のことを指す「中坊」から隠語化された言葉です。
まるで幼稚な中学生のような発言や行動をするネットユーザーのことを指すいわば蔑称です。
例:「彼は迷惑行為を繰り返す厨房」
さらに略されて「厨」や「房」と表記されることもあります。
・ググる
Google で検索すること。
これは有名なので皆さんわかりますよね。
例:「人にばかり聞かないで自分でググれよ」
・小並感
「小学生並みの感想」という意味で読み方は「こなみかん」。
感想が小学生のように簡単な感想になっている場合、人に言われたり、または自虐的に自分で言ったりします。
例:「楽しかったです…なんて我ながら小並感」
・垢
アカウントのこと。アカウントを略したアカが「垢」になりました。
例:「これが俺のゲームの垢だからIDから友だち申請してね」
・乙
読み方は「おつ」。お疲れ様の略です。これも昔からあるので有名ですよね。
例:「やっと仕事終わった」→「乙」
・リセマラ
リセットマラソンの略で、主にスマホゲームで高レアリティのキャラクターや装備品を手に入れるためにアプリのインストールとアンインストールを繰り返し、ゲーム開始時初回限定のガチャ等を何度も回す行為のことを指します。
例:「あのキャラが当たるまでリセマラをやめない!」
・ワンチャン
ワンチャンスの略で「わずかだけど可能性がある」という意味です。
いい意味で使われることが多いせいか、既に一般的に使われている言葉になっています。
例:「頑張ればワンチャンあると思うよ」
・オワコン
終わったコンテンツという意味。過去に流行っていたがユーザーやプレイヤーが減って終了してしまいそうなゲームやサービスなどのコンテンツのことです。
例:「あのブログサービスはオワコンだ」
・すこ
「好き」という意味。そのまんまの意味ですが好きという言葉よりやや使い方に柔軟性があるかと思います。
例:「みんな俺のことをもっとすこれよ!」
例のように「すこれ」と言えば「好きになってくれ」という意味になります。
・禿同
読み方は「はげどう」。「激しく同意」の略です。
一見、馬鹿にしているかのような言葉なので使う場面に注意が必要なネットスラングのひとつです。
例:「あのコはかわいい」→「禿同!」
・ディスる
尊敬する(リスペクト)の反対語のディスリスペクトから来ている略語。
対象相手を侮辱・軽蔑・馬鹿にしたりする行為を指します。
例:「俺の好きなアーティストなんだからディスるのはやめて!」
・チート
「騙す」「欺く」「イカサマ」という意味で、主にゲームなどで不正行為(プログラムの改変やバグを利用した裏技など)をしてプレイ内容を優位に進めることを指します。
また、本来の意味とは異なりますがまるでチート行為をしているかのように「強い」アニメやゲームのキャラクターのことを指す場合もあります。
例:「チート行為はアカウント削除します」
【まとめ】
いくつか例を挙げましたが、スマートフォンを使っていると目に付くインターネットスラングがあったのではないでしょうか?
ここで挙げた言葉はほんの一例でまだまだ無数の言葉が存在しますが、ネットスラングがどういうものかなんとなくお分かりいただければ幸いです。
やはりネットスラングと言われるだけあって、人を馬鹿にしたような表現も多いです。しかし、中にはちゃんといい意味で使われるあたたかい言葉もあり、筆者もほっとする場面があります。
とはいえ、ネットスラングを悪い印象で受け止めてしまう方もいらっしゃいます。使用を控えたほうがよい相手、場面があることを覚えておきましょう。
また機会があれば面白い&意味が気になるネットスラングの紹介をしてみたいと思います。
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