TensorART での「ADetailer 顔面修復」の使い方を解説します。
ADetailer はエーディデーラー、またはアフター・ディテーラーと読みます。
TensorART の ADetailer の「顔面修復」は、顔の修正をしたり、表情を変えたりできます。簡単にいえば「顔をもっと綺麗にしたい」ときに使う機能です。
今回は、スマホを使っての「顔面修復のやり方」を解説していきます。
スポンサーリンク【TensorART について】
TensorART(テンソルアート)は、AIが自動的に「絵を描いてくれる画像生成ツール」です。
TensorART 使い方(プロンプト書き方/各種設定)についてはコチラの記事で紹介しています。
ADetailer を使う前に、TensorART の基本的な使い方を覚えておくとよいでしょう。
【ADetailer で表情を修正する】
ADetailer 顔面修復は、「顔を綺麗に補正する」ために使われることが多いです。
例えば、アップスケールして綺麗になった画像で、人物の顔や表情をさらに綺麗にしたいときに使います。
【注意】元画像が生成されていてプロンプトやシード値など各項目が固定されていることを前提で、操作方法を紹介していきますね。
例となる元画像はコチラ。アップスケールして高画質化してあります。
1.ADetailer 顔面修復は TensorART の「Text2Img」タブで使用します。
2.「シード値」が同じままになっていることを確認します。
もし、空欄になっている場合は、生成リストから画像のシード値をコピーして貼り付けておきましょう。
3.「ADetailer 顔面修復」のボタンを「ON」にしてください。
4.ADetailer モデルは、今回は「face_yolov8s.pt」を選びます。
顔を修正したい場合は、頭に「face_」が付いているものを選びます。「face_●●」は他にもあるのでベースモデルによって、より合うもの選ぶとよいみたい。
ヒント:「hand_」は手の修正用ですが、あまり上手くいきません。
5.各種数値の設定を行います。
・検出モデルの信頼度のしきい値 = 「0.3~0.5」が無難かと思われますが、TensorARTではデフォルトが「0.5」なのでそのままでよい感じ。いじるとしても最後の最後でよい設定かも
・インペイントマスクのぼかし = 顔面修復ならデフォルトの「4」のままでよいです。Stable Diffusion web UI でも同じ数値がデフォルトです。ただ、表情差分を作る場合は、数値を変えると一応影響はあります。
・デノイズの強さ = 顔面修復なら「0.2~0.3」ぐらい。今回は「0.25」にしました。
・マスク部分のみインペント = 基本は「ON」でよいかと思います。反映されない機能かと思っていましたが、表情差分を生成時にデノイズを強めるとオンとオフで若干違いがあります。
6.「生成」をタップします。注意:ADetailerを使うと必要クレジットが膨れ上がります。
7.タブが「生成リスト」へ移り、しばらくすると画像が生成されます。
8.画像をタップして「下向き矢印」タップでダウンロード。
ADetailer を使って「顔面修復」を行いました。日本語直訳なんで仕方ないですが「顔面修復」というのは女性の画像に使うにはちょっとアレな言葉ですね。
9.元の画像と、ADetailerで顔面修復した画像を比べてみます。
どうでしょうか?
目がくっきりして印象が変わり、元画像より美人さんになりましたよね。
顔の場合、好みにもよるので綺麗だから正しいという訳でもないです。「元画像のほうがええやん」という人は元画像を選ぶのもOK!
【まとめ】
TensorART での ADetailer の使い方(顔面修復)を解説しました。
「アップスケールしたけど、あともう一段キレイにしたい!」なんてときに活躍する機能となっています。
また、TensorART ADetailer 使い方(表情の変え方)では、「同じ人物、同じ構図で表情を変える方法」の手順を説明しています。
使い方次第で便利に活用できる ADetailer を是非、試してみてくださいね。
(*´▽`*)ノ
【あわせて読みたい関連記事】
・TensorART ADetailer 使い方(表情の変え方)
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