TensorART で LoRA の使用例を紹介します。
LoRA を使うと、特定のキャラクターを描けたり、画風を変化させたりできますよ。TensorART でのLoRAの使い方は、Stable Diffusionと比べて操作が簡単なので試してほしい機能です。
今回は、「LunarChibiDragon」という LoRA を使わせていただき「ちびドラゴンのイラスト」を作ってみたいと思います。
↓こんな感じの可愛いちびドラゴンが作れます。
LoRA の使い方の参考になれば幸いです。
※LoRA に関しては TensorART LoRA の使い方の記事で詳しく解説しています。
スポンサーリンク【LoRA を使ってチビキャラを描いてみる】
デフォルメされたキャラクターを描く LoRA はたくさんありますが、今回は例として LunarChibiDragon という LoRA を使って「ちびドラゴン」を作ってみましょう。
ひとつ、使い方を覚えれば、チビキャラに限らず他のキャラクターを描く方法もわかるようになります。
1.Text2Img タブでモデルを選択したら、その下にある「LoRA を追加」をタップします。
2.検索で「chibi」と入力して LunarChibiDragon の「使用する」をタップします。※フィルターは「全て」を選んでおいてください。
3.LoRA のエリアに「LunarChibiDragon」が入りました。
LoRA 強度の推奨値は「0.8」となっていたので、スライダーを「0.8」にしておきます。
4.LoRA の影響度を見るため、最初に最低限のプロンプトを入力しておきます。
◆プロンプト例
best quality, masterpiece,best quality, masterpiece, Ultra detailed, insanely detailed, beautiful,1girl,
◆ネガティブプロンプト例
EasyNegative,low quality,worst quality,out of focus,nsfw,text, watermark, letters, numbers,
5.トリガーワードの横の「Add All」という部分をタップして、必要なトリガーワードを追加します。
6.設定は以下のような感じに。上手くいくようならお好みで変更してみてください。
TensorART の必要クレジットのこともあるので高画質化の前に、何回か「生成」して好みの仕上がりになるか試してみるのがおすすめです。
7.気に入った画面が生成できたら、シード値をコピーしてシード値欄に貼り付け、高画質化してみましょう。
修復方法は「R-ESRGAN 4x+ Anime6B」にしてみました。あとはほぼデフォルト。
8.ADetailer の設定はデフォルトのままで「生成」します。
9.「基本プロンプト」と「1girl」とLoRAの「トリガーワード」だけで、ちびドラゴンの画像が生成されました。
10.プロンプトだけでは、なかなかこうは描けないので、LoRAのおかげで上手く生成できたと言えるでしょう。
11.完成画像がこちら。可愛い竜のチビキャラが描けました。
12.トリガーワードを一部、削除して、「髪の色」や「服装」「背景」「ポーズ」など別の要素を加えるとお好みのデザインのちびドラゴンが描けます。アイコンなどにも使えそうですね。
【TensorART について】
TensorART(テンソルアート)は、Stable Diffusion など画像生成AIツールが無料で利用できる画像生成サービスです。
画像生成AIサービスは既にスマホでも利用できる時代になっています。ハイスペックで高価なPC、グラフィックボードを買うのは難しいという方には是非、試してもらいたいサービスです。
LoRA を使う前に、TensorART 基本的な使い方(プロンプト書き方/各種設定)を覚えておくと、よりスムーズに扱うことができますよ。
【まとめ】
こういった LoRA作者オリジナルのキャラクターLoRAは、使い方を練習するのに適していると思います。
一から絵を描くのは難しいけど、下描きがされている塗り絵なら誰でも楽しめる感じ?
ベースキャラクターはきちんと描かれるため、あとは自分が描きたい他の要素を追加したり、削除したりして TensorART の使い方をマスターしていくのはおすすめの方法のひとつです。
今回は、LoRA を使ってチビキャラを作ってみました。LoRAの使い方などの参考になれば嬉しいです。
(σ・∀・)σ
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