SSLとは Secure Sockets Layer の略で、
ネット上でデータ送受信する際に暗号化する仕組みのことです。
サイトがSSLを利用していれば利用者の送信情報が暗号化され、悪意を持った第三者による盗聴や改ざんからデータを守る働きをしてくれます。
以前はログインページや通販サイトでの決済画面のみSSL通信をするというケースもありましたが、現在では「サイト全体でSSL通信になっていることが信頼の証」となっています。
【SSLとTLS】
SSLと同じ働きをする「TLS」という仕組みもあります。
こちらは Transport Layer Security の略でよく「SSL/TLS」のように表記されます。
SSLとTLSは同じものでバージョンアップによりSSLの名称が変わったものがTLSになります。
しかし現在、SSLの認知度のほうが高いため「SSL/TLS」のように記載されることが多いようです。※2019/2/1時点
【SSL 具体的な例】
なんだか専門的で難しそうな「SSL/TLS」ですが具体的な例を挙げれば納得できるかと思います。
例えば、サイト利用者側からすると住所、氏名、年齢などの個人情報、クレジットカード情報などデータを入力・送信の際に暗号化され安全に通信を行うことができます。
一方、SSL/TLS通信でないウェブページでは個人情報はもちろん、ブログに入力したコメントや掲示板に書き込む内容でさえ悪意ある第三者に盗み見られてしまうことがあるのです。さらに大変なことに入力したデータを改ざんされてしまう恐れもあります。
つまり、SSL/TLS暗号化通信していればサイト利用者側は安全にデータ送信でき、サイト管理者側は第三者によるデータ改ざんを防いでもらえるのです。
【SSLの確認方法】
SSL/TLS通信になっているかどうかの見分け方を説明します。きちんと暗号化されているか確認するにはここをチェックしましょう。
◆URLの先頭が「https://」になっている
ブラウザのアドレスバーに表示されているURLの最初が「http://」ではなく「https://」になっていればSSL/TLS通信が行われているウェブページとなります。
◆鍵マークがある
ブラウザのアドレスバーに「鍵(錠前)」のマークが表示されていればSSL/TLS通信が行われているウェブページとなります。
鍵マークは形や表示位置などがブラウザによって少し異なりますが「錠前がしっかりかかっている」マークがSSL/TLSが導入されているページになります。
【まとめ】
SSL/TLSはパソコン用語みたいで難しそうですがスマートフォンでも同様に知っておきたい言葉です。
特に最近はPCよりもスマートフォンでより重要な個人情報を入力するケースも増えてきています。
ChromeなどスマホのブラウザでもURLや鍵マークの確認はできるので個人情報のような重要データを入力する際にはSSL/TLS通信しているサイトかどうかをチェックしてみてくださいね。
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