スマホで見るテレビ放送をワンセグやフルセグっていいますよね。
よく使う言葉ですが、そもそもどういう意味で、何が違うのか皆さんはお分かりでしょうか?
今回はワンセグ/フルセグの意味と、その違いについてわかりやすく説明します。
ワンセグ/フルセグとはスマホ等のモバイル端末で視聴できるテレビ放送の仕組みの通称です。
スマホやカーナビなどいつでもどこでもテレビが見られるのは便利ですよね。
ではワンセグ/フルセグの意味とその違いについてもう少し詳しく解説していきますね!
スポンサーリンク【ワンセグ/フルセグとは】
スマホ/タブレットやカーナビなど、モバイル端末で視聴可能なテレビ(地上波デジタル)放送の仕組みの通称。
それぞれ「ワンセングメント」「フルセグメント」の略です。
セグメントとは、ある一定の区分で分割したひとつのまとまりのことを指します。ちょっと難しい言葉ですよね。
そして地上波デジタル放送は、1チャンネルあたりの周波数帯域幅を13に分割しています。そのうちの12セグメントを家庭用、1セグメントをスマホ等のモバイル端末用として使っています。
その1セグメントのみを使ったテレビ放送が「ワンセグ」となります。
1セグメント部分の送受信なので通常の地デジよりも解像度が低くなります。しかし家庭用のテレビよりも画面が小さいケータイやスマホならば問題なく視聴できます…
…と言いたいところですが最新のモバイル端末は画面の解像度が素晴らしく良くなってきているのでワンセグでは映りが悪く感じるケースが起きてしまいました。
そこで登場したのが12セグメントを使ったモバイル端末用テレビ放送「フルセグ」です。
家庭用の地デジ同様のデータを送受信するので高画質の映像を楽しむことができます。
【それぞれのメリットとデメリット】
◆ワンセグ
ワンセグのメリットは何といってもモバイル端末のために作られたテレビ放送システムですから、モバイル端末に合ったデータ送受信によりいつでもどこでもテレビが見れる点です。
通常の地デジよりもやり取りするデータ量が抑えられているため移動中でも受信することができます。
また、テレビの映像音声とは別に「データ放送」を受信することができ、テレビ番組をサポートする様々な情報を得ることができます。
一方、デメリットはやはり解像度の低さでしょうか。スマホやカーナビなどの進化により画面解像度が高くなり、ワンセグの画質では物足りなくなく感じてしまうのが弱点でしょう。
◆フルセグ
フルセグのメリットはもちろん高画質の映像を楽しめることです。端末の画面解像度が高ければ抜群に綺麗なテレビ放送を見ることができます。
デメリットは送受信するデータ量が多いため移動時の受信に弱いことです。しっかりした受信環境を保っていないときちんと受信できないということですね。
また、受信したデータを映し出すためにバッテリーの消費が激しくなるというデメリットもあります。
ワンセグ、フルセグ共に受信状態をよくするためにテレビ用アンテナを取り付けたり、十分に伸ばしたりする必要のある場合があります。
【まとめ】
最近のモバイル端末ではワンセグ、フルセグの両方が視聴できる機器も多く、どちらでテレビを見るべきか迷う方もいらっしゃるでしょう。
でも、ワンセグ、フルセグの特徴とメリット、デメリットを理解していれば状況に応じてどちらを視聴すればよいかわかるかと思います。
例えば、移動中にスマホでテレビを見たいときには移動時の受信に強くバッテリー消費の少ないワンセグで。また、止まっている車の中でカーナビのテレビを見る際はフルセグで。といった具合に状況に合った選び方をするのがおすすめです。
ご注意:NHKの受信料はNHKにお問い合わせください。
スポンサーリンク
コメント