キャッシュとは一度読み込んだデータを再利用するために保存されるデータのことです。
このデータを利用することでサーバにあるデータを再度読み込む必要がなくなり、素早い処理ができるようになります。
スマートフォンの場合、ブラウザなどのアプリやスマホ本体にキャッシュデータが保存されます。
【キャッシュの利用例】
◆ブラウザアプリ
一度見たウェブページの一部のデータをキャッシュとして一時的に保存します。同じページをもう一度見るときに再度、データを読み込まず素早く表示できます。
◆ゲームアプリ
ソーシャルゲームなどは新しいデータを次々と使う場合があるため、キャッシュとして古いデータを削除できるアプリもあります。キャッシュを削除することでアプリ容量が増えるのを抑えることができます。
【キャッシュの注意点】
スマートフォンでは様々なデータをキャッシュとして保存し、利用しますが注意点もあります。
注意点と書くと大袈裟かもしれませんが知っておくと役に立つ情報です。
◆キャッシュは溜まっていく
読み込みが早くなる半面、古いキャッシュは溜まっていくと内部ストレージを圧迫する不必要なファイルになってしまいます。定期的に削除するのがおすすめです。
特にブラウザアプリは初期設定のままだとキャッシュが溜まっていく一方なので、たまに削除をしましょう。
◆ブラウザキャッシュは完璧ではない
同じページであっても訪問する度に情報が更新されるウェブページがあります。その場合、一度見たページでも新しいデータを読み込む必要があります。それでもキャッシュデータが使える分は表示が早くなるのでキャッシュは十分役立ちます。
逆に、新しい情報がほしいのにずっとページ内容が更新されない、うまく表示されないという場合は、キャッシュが古い情報をブラウザに反映させてしまっている可能性があります。
ブラウザの「ページの更新」ボタンを押すなどしてウェブページを「再読み込み」することで最新情報のページが表示されます。
◆キャッシュはアプリ毎に削除ができる
頻繁に強制終了が起きるなどアプリの動作が不安定な場合、キャッシュを削除して様子をみるとよいかもしれません。
アプリのキャッシュは「設定」→「アプリと通知」→「アプリをすべて表示」→目的のアプリをタップ→「ストレージ」→「キャッシュを削除」から削除できます。
※Androidのバージョンや機種により手順や名称が異なる場合があります。
【ストレージの空き容量を増やす】
キャッシュを削除する方法のひとつに「設定」→「ストレージ」から「空き容量を増やす」というやり方もあります。
まとめて一気に不要ファイルと不要アプリを削除できるので便利な機能です。
ただし、削除するアイテムが必要なものか不必要なものか判断しにくいため、スマホ初心者の方にはあまりおすすめできません。Android スマートフォンに慣れてきたら試してみるとよいでしょう。※2019/4/1時点ではストレージの内容自体、確かではない。
【まとめ】
キャッシュは私たちが意識していないところで役立っているデータです。キャッシュのことを知るとスマートフォンをもっと快適に扱えるようになります。
ちなみにキャッシュ(Cache)は直訳すると貯蔵所、隠し場所という意味になります。
(σ・∀・)σ
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