「ドコモでスマホを安く買うなら、いつでもカエドキプログラム」
そんな常識が、2026年3月から大きく変わろうとしています。
これまでドコモのスマホを2年ごとに身軽に買い替えてきた方にとって、今回の変更は見逃せない内容です。
なぜなら、これまで無料だった「端末の返却」に、新たにプログラム利用料というコストが発生することになったからです。
ドコモ公式HP:「いつでもカエドキプログラム」利用条件の一部変更(プログラム利用料の新設など)について
「え、じゃあこれからは返却するたびにお金がかかるの?」と不安になるかもしれません。
そこで重要になるのが、新しくスタートする「ドコモで買替えおトク割」です。
この仕組みについては、「顧客の囲い込みだ!」「これじゃ2年縛りじゃないか!」「ドコモが利益重視のために他社の仕組みをパクった!」といった声も一部で上がっています。
スマホの本体価格はどんどん上がっていますから、筆者も一度、いつでもカエドキプログラムを利用してみようかなと思っていた矢先の出来事だったため、驚いています。
今回の記事では、この新しい仕組みによってドコモユーザーが具体的にどのような影響を受けるのか、そして損をしないために今からできる対策を、スマホ初心者の方にもわかりやすく徹底解説します。
スポンサーリンク【2026年3月5日から、何が変わるの?】
これまでは「2年使って返せば、残りの支払いが免除される」というシンプルな仕組みで、返却時に手数料などはかかりませんでした。
しかし、新しいルールでは、返却時に最大22,000円(税込)の「プログラム利用料」を支払う必要が出てきます。
「え!?スマホを返すのにお金を払うの!?」と驚いてしまいますよね。
これには、ちょっとした仕組みがあります。鍵となるのが、今回実装される「ドコモで買替えおトク割」です。
例を挙げて見てみましょう。
20万円のスマホを2年使って返却する場合:
旧ルール:スマホを返却するだけでOK。追加の支払いは0円。
新ルール:スマホを返却し、さらに「プログラム利用料(例:2.2万円)」をその場で支払う。
つまり、ただ返すだけでは「損」をしてしまう仕組みに変わるのです。
そこで登場する「ドコモで買替えおトク割」。ドコモで次の機種へ買い替える場合は、プログラム利用料が免除されます。
ドコモで再び対象となる新機種を購入すれば、プログラム利用料を支払う必要がなくなる仕組みが導入されるのです。
しかし現状、この仕組みは「顧客の囲い込みではないか」と批判も多いシステムとなっています。確かにその側面は強いと感じます。では、実際のところお得なのか損なのかをみていきましょう。
【新しい いつでもカエドキプログラムの解説】
サービスの概要がわかったところで一度、整理してみましょう。細かい部分で、当然のようにいろいろと条件が変わってきます。
これまでは、対象機種を返却する際に費用(故障時などを除く)はかかりませんでしたが、変更後は返却時に以下の費用が発生するようになります。
◆プログラム利用料:最大22,000円(税込)
返却時の査定完了後に、一括で支払う必要があります。
金額は機種や容量、加入時期によって異なります。
対象は個人名義のユーザー。法人名義の契約者は対象外(利用料は発生しません)です。
◆「ドコモで買替えおトク割」による免除
新設される「プログラム利用料」ですが、ドコモで次の機種へ買い替える場合は免除される仕組みが導入されます。
免除の条件:
返却と同時(または前後31日以内)に、ドコモで新しい対象機種を購入すること。
同一名義での手続きであること。
手続き時に「ドコモで買替えおトク割」の適用を申し出ること。
※注意点:
新規契約(MNP含む)と同時に機種購入する場合は、この割引の対象外となるため、プログラム利用料が発生します。主に「機種変更」や「端末単体購入」が対象です。
◆変更の適用開始日と対象者
適用開始日:2026年3月5日(木曜)予定
対象者: 上記の 開始日以降に「いつでもカエドキプログラム」に新しく加入する人 が対象です。
既にプログラムに加入している人や、2026年3月4日までに加入する人 については、今回の変更は適用されません。これまでの条件(利用料なし)のまま利用可能です。
【真似をした?auやソフトバンクと同じ仕組みになった理由】
実は、auやソフトバンクでは既に同様の「利用料」を設定したプログラムを導入しています。特にauは、ほんの少しだけ早くこの仕組みを導入したため、世間では王者であったドコモが一番最後に仕組みを「パクった」という認識になってしまいました。
なぜ足並みを揃えることになったのでしょうか。主な理由は以下の2点と考えられます。
・転売対策と顧客の囲い込み
端末代金だけを安くして他社にすぐ乗り換えられてしまうのを防ぐためです。「ドコモで買い替えるなら利用料はタダにする」という条件を付けることで、自社ユーザーとして長く留まってもらう狙いがあります。
特にこの「顧客の囲い込み」の部分は、ユーザー離脱を阻止するため大きな理由となっているはずです。
・中古スマホ市場の価格維持
返却されたスマホは中古として再販されますが、そのメンテナンスや管理にはコストがかかります。これまではドコモがそのコストを実質的に負担していましたが、今後は利用者にも一部負担してもらう形にシフトしたと言えます。
顧客の囲い込みというと聴こえは悪いかもしれませんが、理にかなったシステムという側面もしっかりあります。
【結局、ドコモユーザーは損をするのか?】
結論から言うと、ドコモをずっと使い続ける人にとっては、これまでとほぼ変わりません。
しかし、以下のようなケースでは「損」をする可能性が高まります。
・他社(楽天モバイルや格安SIMなど)へ乗り換えるとき
端末を返して他社へ行こうとすると、最後に2.2万円を支払う義務が生じます。これが実質的な「解約違約金」のような役割を果たしてしまいます。
かつてあった携帯電話業界の「2年縛り(違約金)」を、新しい「いつでもカエドキプログラム」で疑似的に復活させたといってもよいでしょう。もしかしたら、この仕組みについては総務省も黙っていないかもしれません。
・新規契約(MNP)で入ってきたとき
意外な落とし穴ですが、他社からドコモに乗り換えてきて最初の1機種目を購入する際、プログラム利用料を免除する「買替えおトク割」が使えない場合があります。
基本は、「いつでもカエドキプログラム」を使っている人が、ドコモで次のスマホに買い替えるときに使えるのが「ドコモで買替えおトク割」だと覚えておきましょう。
ただし、他社から乗り換えてくる際(MNP)には、別の割引(5G WELCOME割など)が用意されていることも多いです。購入するタイミングで、その時に一番おトクな割引を組み合わせられるかチェックするのがコツです。
・もし2年後に返さず、そのまま使い続けたら損?
「2年後に返さないといけないの?」という疑問を持つ方もいるでしょう。結論から言うと、返却せずにそのまま最後まで(分割払いを終えるまで)使い続けても、金額的には損をすることはありません。
そもそもこのプログラムは、端末代金を分割で支払う契約です。2年で返さなければ、残りの代金をそのまま払い続けるだけで、最終的に支払う総額は「一括払いで買った時の金額」と同じになります。
さらに重要なのが、返却しないのであれば「プログラム利用料(最大2.2万円)」を払う必要もありません。
この利用料はあくまで「スマホを返して、残りのローンを免除してもらうための手数料」だからです。最後まで使い切る人にとっては、プログラムに入っていることによるデメリットは意外とないと言えます。
ただし、(特に家電量販店などで購入する場合、)クレジットカードのポイント還元や割引など、一括払いの方がポイント還元率が高かったり、独自の現金値引きが受けられたりすることがあります。この点は注意したいところです。
「返して得するか、そのまま使い続けるか」を2年後に選べるという意味では、とりあえずプログラムに入っておくのが無難な選択と言えるでしょう。
また、『返却期限を過ぎると大変なことになる』という噂もありますが、基本的には返さなければそのまま自分のものとして使い続けられるだけです。ただし、返却して得をしたいと考えているなら、ドコモから届く通知や返却キットの郵送期限には十分注意しましょう。
【ドコモユーザーがとるべき行動と注意点】
新しい仕組みが始まる前に、私たちが意識しておくべきポイントは以下の通りです。
・今のうちに機種変更を「検討」する
2026年3月4日までに加入した人は、将来返却するときも利用料はかかりません。もし近いうちに買い替えを考えているなら、制度が変わる前の方がお得と言えますので「検討」ぐらいはしておいてもよいかもしれません。
・買い替え前提なら「ドコモ一択」になる覚悟を持つ
3月以降にプログラムを利用して購入する場合、2年後もドコモで機種変更することを前提に計画を立てる必要があります。
「2年に一度、新機種に買い替えたい」という人なら問題ないように思えますが、それは同時に「2年に一度、欲しい機種が存在する」前提となります。
本当に2年に1度、自分が買い替えたいスマホが登場し続けるのか?を、考えてみるとよいかもしれません。
・返却時のコンディションに注意
利用料に加えて、画面割れなどの故障があると別途「故障時利用料」も取られます。今後はより一層、スマホを丁寧に扱う(ケースやフィルムの活用)ことが、出費を抑えるカギになります。
どのみち、壊れたら修理費を払うことにはなりますが、「スマホをレンタルしている感じが嫌」な人には不向きなサービスと言えます。
スマホを返さなくてはならない、返却時のコンディションに気を付けなくてはならない、というストレスを感じてしまう方は、本当に利用すべきかどうか、まず自分自身と検討してみるのがおすすめです。
【まとめ】賢く使えば怖くない!2026年からのドコモ活用術
ここまで解説してきた通り、2026年3月からの「いつでもカエドキプログラム」の変更は、一見すると負担が増えるだけのように思えます。
しかし、「ドコモを使い続ける人には優しく、他社へ行く人には厳しく」という、ドコモからの強いメッセージでもあります。
最後に、私たちが覚えておくべきポイントを整理しましょう。
・「2年ごとにドコモで最新機種に買い替えたい」という人なら、新ルールの影響はほぼありません。
・「2年後は他社に乗り換えるかも」という人は、時間は残りわずかですが2026年3月4日までに機種変更を済ませておくのがおトクです。
・「返却せずに最後まで使う」なら、プログラム利用料を心配する必要はありません。最終的な支払総額は、一括払いで購入した場合と変わらないからです。
スマホが生活に欠かせない高級品になった今、こうしたプログラムの仕組みを知っているかどうかが、家計の節約に直結します。
「自分はドコモとどう付き合っていきたいか?」
今回の変更をきっかけに、一度ご自身のスマホプランを見直してみてはいかがでしょうか。この記事が、あなたの納得のいくスマホ選びの参考になれば幸いです。
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