Xの「Grok」画像編集機能に制限!リスクと注意点は?騒動を時系列で解説

本ページはプロモーション(広告)が含まれています

Xの画像編集AI「Grok」騒動の全貌|時系列で学ぶリスクと身を守る注意点 スマホ情報・ニュース

最近、X(旧Twitter)を利用していて、写真の下に魔法の杖のような新しいボタンが表示されたり、消えたりしたことはありませんか?

これは、Xに新しく追加された生成AI「Grok(グロック)」による画像編集機能です。

今回は、主にXのタイムライン上で動くこの編集機能について解説します。
 

AIが手軽に画像を加工できる驚きの機能ですが、一方で他人の写真を勝手に作り変えてしまうといった深刻なトラブルも発生しており、世界中で大きな議論を巻き起こしています。

この「画像を編集」ボタンは、PCやスマホ、アプリかブラウザかによって表示が異なり、時期によっても出たり消えたりと不安定な状態が続いています。

なお、2026年1月16日現在、X上でのGrok画像編集機能には制限がかかり、原則として「有料会員限定」となりました(…が、利用状態は不安定です)。

他人の投稿をその場で加工できる機能は、課金していないとブロックされるよう制限が強化され、さらに問題となっているセンシティブな画像編集はできなくなっています。

機能の制限や、有料限定仕様になるなど、短い期間に多くの出来事が起こり、今もなお変化し続けているこの問題。

この記事では、スマホ初心者の方に向けて、今、Xで何が起きているのか、自分の身を守るための設定、そして「生成AIとの正しい付き合い方」を分かりやすく解説します。

スポンサーリンク

【時系列で見る、Xの画像編集機能を巡る騒動】

時系列で見る、Xの画像編集機能を巡る騒動

短い期間にたくさんのことが起こった「XのAI画像編集騒動」をわかりやすくまとめてみました。

興味のある方は、まず、この時系列を見てから、XのAI機能をどう使用していくか判断することをおすすめします。
 

1.2025年12月24日:突然の「画像を編集」機能追加

Xが、画像の下に「AI編集(Grokで編集)」というボタンを表示し始めました。これにより、誰でも他人の投稿した写真をAIで自由に描き変えられるようになりました。(解説:Grok(グロック)とは、Xが開発したおしゃべりや画像作りをしてくれるAIのことです。)

このAI画像編集機能はXアプリではなく、主にPCブラウザ版のXを中心に実装されていきました。※筆者はAndroid スマホ用ブラウザでの利用も確認済み
 

2.2025年12月末:悪質なイタズラの流行

新機能には十分な制限がなかったため、有名人や一般の女性の写真を、本人の許可なく水着姿や不適切な服装など、センシティブな内容の画像に描き変えて投稿する人が続出し、大きな社会問題となりました。ディープフェイクとは、AIを使って本物そっくりに作られた偽の画像や動画のことです。
 

3.2026年1月5日:国際的な調査の開始

ヨーロッパ連合(EU)やイギリス、インドの政府が、この機能は犯罪につながる恐れがあるとして、Xに対して厳しい調査と警告を行いました。
 

4.2026年1月9日:機能が「有料プラン限定」になる ※注意:ここは1月9日時点の状態

批判を受けて、Xはこの機能を「X Premium(有料会員)」のみが使えるように制限しました。お金を払って本人確認に近い登録をした人だけが使えるようにすることで、悪用を減らそうとする狙いです。
この制限は、一定の抑止力になったと思いますが、一部では「金を払えば何をしてもよいのか?」と疑問や不満の声も出ていました。
 

5.2026年1月11日:アプリ削除の危機

マレーシアやインドネシアなどの国々が、この機能へのアクセスを遮断しました。さらにアメリカでは、政府の議員たちがApple(iPhone)やGoogle(Android)に対し、規約違反としてXアプリそのものをストアから削除するように強く求めました。
 

6.2026年1月14日:Xがついに「技術的な制限」を導入

国際的な大批判を受け、Xの安全チーム(X Safety)は1月14日、重大な発表を行いました。これまでは「有料なら使える」状態でしたが、今後はたとえ有料会員であっても、AI(Grok)を使って実在の人物を「水着や下着姿」などに描き変えることができないよう、システム側で制限をかけたと発表しました。

これまではユーザーの良識に任せていた部分を、コンピューターが自動的に拒否するように仕組みを変えた、ということになります。
 

7.2026年1月14日:アメリカ・カリフォルニア州が正式に捜査を開始

同日、アメリカで最も人口が多いカリフォルニア州の司法長官が、X社とGrokを開発するxAI社に対して公式な捜査を始めると発表しました。「女性や子供をターゲットにした偽画像の拡散を放置しているのは許されない」という非常に厳しい姿勢を見せています。
 

8.2026年1月15日:Apple・Googleへの削除要請がさらに拡大

以前は「一部の議員」による要請でしたが、1月14日から15日にかけて、女性保護や児童保護を訴える28もの大規模な市民団体が、AppleとGoogleに対して「規約違反としてXアプリを即刻削除せよ」という共同文書を送りました。

これにより、iPhoneやAndroidからXアプリが消える可能性が、単なる噂ではなく「現実的なカウントダウン」に入ったとも報じられました。実際にどうなるかは、まだわかりませんが、Xの対応次第で削除が現実になることも考えられます。
 

【2026年1月16日 追記】

あまりに被害が広がったため、X側もようやく重い腰を上げたようです。現在は、有料会員であっても実在の人物を不適切な姿に加工しようとすると、AIが「それはできません」と拒否するように設定が変更されています。

しかし、各国の政府やApple・Googleからの厳しい目は変わっていません。今後、アプリ自体がスマホからダウンロードできなくなる可能性もゼロではないため、引き続き公式の発表に注目が必要です。

※時系列は2026/1/16現在の情報となっています。今後もこの件は様々な変化や動きを見せていくことが予想されるため、注意をお願いします。
 

スポンサーリンク

【注意!「無料なのに使えた」という声が続出している理由】

現在、X(旧Twitter)からは公式に「有料会員(X Premium)限定の機能」と発表されています。

しかし、実際には「無料会員だけど使えてしまった」「イラストを水着に変えられた」という現象が2026年1月15日現在、あちこちで起きています。

これには、大きく分けて2つの理由があります。

・システムの「穴」がまだ塞がっていない

Xの発表と、実際のコンピューターの仕組みの書き換えにはタイムラグ(時間差)があります。特に、投稿された写真のすぐ下にある「編集ボタン」はチェックが甘くなっており、無料ユーザーでも使えてしまう「抜け道」のような状態になっているケースがあるようです。

・「写真」と「イラスト」でAIの判断が違う

AIは現在、実在の人物(写真)を不適切な姿に変えることには厳しいロックをかけ始めていますが、イラストやアニメキャラクターについては、まだその制限がゆるい状態です。そのため、写真では拒否されるような加工も、イラストだと通ってしまうという実態があります。

【これってどうなの?】

仕組みが不完全なために「今はまだできてしまう」だけなのですが、これこそがまさに、世界中で「Xの対策は不十分だ」と批判されている最大の原因です。

「無料でも使えてラッキー」「イラストだからいいや」と安易に加工や投稿を繰り返すと、今後Xが規制を強めた際に、アカウントが停止されたり、最悪の場合は法的なトラブルに巻き込まれたりするリスクがあります。

騒動自体、非常にセンシティブな問題となってしまっているため、「できるからといって、何をしてもいいわけではない」という、使う側のモラルが今、強く問われています。初心者の方は特に、仕組みが不安定な今の時期は、たとえボタンが表示されても慎重に扱うことをおすすめします。
 

【スマホ初心者が知っておきたい専門用語】

・生成AI(せいせいエーアイ): 人間の代わりに文章を書いたり、絵を描いたり、写真を加工したりするかしこいコンピュータープログラムのことです。

・Grok(グロック):XのAI。Xアプリとは別にGrokアプリも存在するため、スマホでもダウンロードした画像をGrokアプリで編集することは可能です。しかし、今回の事件では、Xに内包されたGrokの機能(X上で完結するAI画像編集)で誰でも手軽に画像を加工できてしまうできごとのことを指しています。

・プロンプト:AIに対して出す「指示(お願い)」のことです。例えば「背景を海にして」という言葉がプロンプトにあたります。

・有料プラン(X Premium):毎月決まった料金を払うことで、Xの特別な機能が使えるようになるサービスです。

・ブラウザ版 X:Google Chrome(クローム)やSafari(サファリ)などの、インターネットを見るためのブラウザアプリからXを開くことです。
 

【画像編集ボタンが出たり消えたりする理由】

なぜ自分のスマホではボタンが出ないのか、不思議に思っている方も多いはずです。それには2つの理由があります。

・有料会員ではないから

現在は、毎月の料金を支払っている有料会員の方にしか表示されないようになっています。ただし、有料会員であっても、実在の人物を「水着や下着姿」などに描き変えることができないようになっているようです。(※調整中の可能性があります)

・アプリの審査が厳しいから

iPhoneの「App Store」やAndroidの「Google Playストア」には厳しいルールがあります。Xがこの機能をアプリで大々的に公開すると、ルール違反としてアプリが削除されてしまう恐れがあるため、現在はアプリ版では機能を隠したり、制限したりしている可能性があります。
 

実際、筆者はスマホのブラウザでXにアクセスして、無料版なのに2026年1月10日に「画像を編集」ボタンを見つけてAI画像編集を試せたことがあります(自分で投稿した画像で試しました)。しかし、その翌日にはボタンが無くなっていたなんてことがありました。

システムは一定ではなく、ユーザーや端末、時期により変化するようです。
 

【正しい操作方法と使い方(有料会員の方のみ)】

スマートフォン 悩む

もし機能が使える状態であれば、以下の手順で操作します。基本的にはPCでの操作だと思ってください。

また、2026/1/16時点では、X上(タイムラインなど)での利用は原則として「有料会員限定」と変更されています。

1.写真の右下にある「画像を編集」または「Grokで編集」ボタンを押します(PCではアイコンにカーソルを合わせてからクリック)。

2.指示を出す場所に、どう変えたいかを文字で入力します(例:背景を山にしてください)。

3.AIが作成した新しい画像を確認して、自分のポストとして投稿します。※注意点多数あり!

注意:iPhoneやAndroidのアプリでは現在ボタンが表示されないことが多く、パソコンのブラウザ版からのみ利用できる場合がほとんどです。スマホのブラウザでもできる可能性もあり、どの状況で使えるかは、まだ安定していないようです。

もちろん、他人の写真を勝手に加工して投稿することはマナー違反となります。

また、たとえ有料会員であっても、AI(Grok)を使って実在の人物を「水着や下着姿」などに描き変えることができないよう、システム側でロック(制限)をかけたとのことです。

現状、ルールも操作も不安定なため、特にスマホ初心者の方にとっては、状況が落ち着くのを待ってから利用するのが最も安心な付き合い方といえます。
 

【絶対にやってはいけないNG行為とマナー】

現在、Xの画像編集機能は、世界中でルール作りが進められている真っ最中の不安定な機能です。

確かに、画像を自分の思い通りに簡単に加工できるのはすごいことだと思います。AIは魔法のように楽しい道具ですが、使い方を間違えると相手を深く傷つけてしまうのです。

絶対にやってはいけないNG行為や、ネットでのマナーも知っておきましょう。

・他人の写真を勝手に加工して投稿すること。これはマナー違反でありトラブルの元です。

・有名人などの顔や服装などを、本人が嫌がるような姿に変えること。

・まるで本物のような「偽のニュース画像」を作って広めること。

ネットの世界でも、現実と同じように「相手への思いやり」が一番大切。「みんなやってる」という言い訳は通用しないケースが多いです。

実際の写真や画像で犯罪になることは、AIの作り物だとしても犯罪になることがあります。十分に気を付けるか、投稿やダウンロードを避けるのもトラブルを避ける対策のひとつです。
 

加えて現状、「Xが不安定な状態であること」も理解しておきましょう。

・2026年1月現在、機能は原則として有料会員限定になっています。

・1月14日からは実在の人物への不適切な加工に制限がかかり始めましたが、まだ不完全と言えます。

画像の編集機能技術も、問題となっている騒動の内容も、とてもデリケートな内容になっているため、今は無理にこの機能を使おうとせず、状況が落ち着くのを静かに見守るのが、現状、最も安全といえます。
 

【自分の写真を守るための3つの自衛術】

自分の写真を守るための3つの自衛術

自分の写真が勝手に加工されるのを防ぐために、以下の設定を確認しましょう。

・アカウントを非公開(鍵垢)にする:自分が許可したフォロワー以外には、画像編集ボタンが表示されなくなります。せっかくSNSを楽しんでいるのに世界に発信できないのは心苦しいでしょうけど一番安全な方法です。

・AIの学習設定をオフにする:設定とプライバシー > プライバシーと安全 > Grok の中にある「データの共有」をオフにしてください。これで勝手なAI画像編集が避けられる訳ではありませんが、基本の設定となっています。

・画像をGIF(ジフ)形式で投稿する:現在のAIは、動く画像であるGIF形式には反応しにくいという特徴があります。静止画ではなく、1コマだけのGIFとして投稿することで、編集ボタンを出にくくする対策が有効です。ただし、加工は面倒で、今後も有効な手段として使い続けられるかは不明です。

なんとも歯切れの悪い対策なので、どうしてもこれらの対策をしたくない、できない場合はX以外のSNSへ移動するという選択肢もあります。

しかし、その場合も、悪意のある第三者が、偽アカウントを作ってあなたが他のSNSに投稿した画像を加工してXに転載するという危険があるかもしれません。考えすぎのようですが、一応、覚えておいて損はない情報かと思います。
 

【AIは「悪」なのか?この問題から私たちが学ぶべきこと】

今回の騒動はまだ解決の糸口が見えませんが、インターネット上では激しい議論が続いています。中でも、生成AIという技術そのものを厳しく批判する声が目立つように感じます。

「ほら、やっぱりAIは制御できないし、悪いものじゃないか!」という声。その不安はもっともですが、ここで一度立ち止まって、この問題を多角的に見つめてみる必要があるのではないでしょうか?
 

1. 道具の進化と、私たちの使い方のズレ

筆者個人の考えとして、今回のXでの騒動と、生成AIという技術そのものへの批判は、切り離して考えるべきだと思っています。

今回の大きな懸念点は、AIによる偽画像の作成(ディープフェイク)や未成年の保護に関することです。ですが、こうした画像加工の問題は、AIが登場するずっと前から存在していました。

これまでは、画像を自分の端末に保存し、専用の編集ソフトを使い、時間をかけて加工するという「技術」と「手間」が必要でした(アイコラと言われていたものもありましたよね)。当時はその工程の多さが、ある種のブレーキ(抑止力)になっていた側面があります。
 

2. 「手軽さ」という名の落とし穴

一番の問題は、AIという技術そのものが悪いのではなく、「誰でも、その場で、一瞬で」他人の画像を加工できてしまう環境にあります。今回の混乱は、加工のすべてがXという場所だけで完結してしまったことに他なりません。

「やっぱりAIが危ない」と言われれば、確かにその側面は否定できません。しかし、その場で何でもできてしまう手軽さは、時に人の善悪の判断を鈍らせてしまいます。強力すぎる道具を、何のルールもなしに渡されたとき、人はその影響力の大きさを想像できなくなってしまうのです。
 

3. 「AIが悪」で終わらせないために

もし私たちが「AIが悪い」という結論だけで思考を止めてしまったら、どうなるでしょうか?きっと将来、AIではない「別の新しい技術」が登場したときに、また同じ悲劇が繰り返されるだけでしょう。

今、私たちが向き合うべきなのは、技術そのものを否定し排除することではありません。

・サービスを提供する側が、どのような安全柵(ルール)を用意すべきか

・利用する私たちが、どのような心構え(ネットマナー)を持つべきか

この両方を、新しい時代に合わせて作り直していくことこそが、本当の解決策だと私は考えます。

私たちは今、時代の分岐点にいます。

非常に高度な技術を手に入れ、その使い方を試されている「分水嶺(ぶんすいれい)」に立っています。

AIをただの「悪者」として切り捨てるのではなく、それをどうコントロールし、どう正しく共存していくのか。開発者も利用者も、この強力な力を手にした責任を今一度、強く認識する必要があるのではないでしょうか。
 

【まとめ】

スマートフォン操作

現在、Xの画像編集機能は、世界中でルール作りが進められている真っ最中の不安定な機能です。

・この機能は現在、有料会員限定のサービスになっています。※編集可能な仕様は改善中とのこと。

・他人の写真を勝手に加工して公開することは、マナー違反でありトラブルの元なので、たとえXで用意された機能だとしても避けましょう。

・自分の写真が不安な方は、非公開設定やAI学習オフの設定を活用しましょう。

現状は無理にこの機能を使おうとせず、状況が落ち着くのを見守るのが、Xとの安全な付き合い方といえるでしょう。

また、今回の騒動の本質は、AIそのものというよりも、それが「誰でも簡単に、無責任に悪用できてしまう環境」にあったと言えます。

AIを一方的に批判して終わるのではなく、サービス側のルール整備と、利用者一人一人のネットリテラシーを同時に育てていくことが、私たちが進むべき正しい道ではないでしょうか。

スポンサーリンク
この記事を書いた人
shima

当メディアにお越しくださりありがとうございます。管理人の shima(しま)です。
スマホの使い方記事を10年以上書き続けています(※このサイトは2016年から)。筆者自身、苦労してスマホを覚えているため解説する際にちょっとしたコツなども教えることができるかと思います。
難しいスマホ用語も「納得できた!」とスッキリ解決していただけるよう、わかりやすく説明をしていけたらと考えております。

Shimaをフォローする
スマホ情報・ニュース
シェアする

コメント

タイトルとURLをコピーしました